Limoncello
(リモンチェッロ)
 イタリア暮らしがけっこう長い私なのに、なんともジャパニーズなままの慣習、味覚が残っています。たとえばコーヒー。今だエスプレッソが苦手です。日本からやってきた友人、知人、親類たちのほうがずっとイタリア通。食事の後には、こう告げる人が多いのです。

 「私、エスプレッソ。めちゃ濃いのが、食後の胃によくあうのよね」
 近ごろは、さらに「あ、レモンチェッロもいただこうかな」と言う人も少なくありません。イタリアの食後酒のひとつであるレモン・リキュールです。細〜いグラスを冷たくして飲みます。このリキュールなしには、食事を終えた気がしない、というイタリア人もいるほどです。

 つい先日、それは爽やかな口当たりのレモンチェッロをごちそうになりました。手作りだそうです。もちろん、尋ねましたよ、レシピ。以下のとおりです。

材料
レモン(黄色) 8個
レモン(緑色) 2個
純粋アルコール 1L
水 1L
砂糖 600g

作り方
1 レモンの皮をむき、白い部分は除いて細かくきざむ。
2 すぐアルコールを加え、フタをして暗室に8日間。
3 9日目になったら、シュガーシロップを作る。ぬるま湯に砂糖を入れ、よくかき混ぜる。
4 2をフィルターにとおす。
5 シュガーシロップが冷めたら、4と混ぜあわせる。

 日数は要するものの、作り方じたいはシンプルです。でき上がったリキュールは、冷蔵庫に入れてのキープがベスト。おいしく飲めるのみだけでなく、より良い状態での保存となります。
 緑のレモンがなければ、イエローレモンを10個使ってください。天然果汁で作る場合は、やはり10個分に相当する量にすること。おすすめはやはり、果実をきざんでのハンドメイドです。

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