ケンのキャベツ
 キャベツが胃腸にいい食材、というのは、ここイタリアでも知られています。ましてや、北伊だと、キャベツ利用のレシピが少なくありません。前家のシニョーラ、アンジェラは、豚肉といっしょに煮込むことが多い、とか。「家族はもうひとつ、の反応だけど、私は大好きなのよ。だから、秋から初春にかけては、よく作ってるの」と言っています。

 我が家も、昨年の12月までは、キャベツを欠かせない日々でした。胃弱で生まれついたケン用のエサに、ドッと使っていたからです。ケンがいなくなった今、丸ごとのキャベツは、なかなか食べ切れません。むしろ、妙に涙を誘ったりする結果となります。残ったままのキャベツに、「ケンさえいたら…」と思ってしまうのです。

 いけない、いけない。こういうのが「ペットロス」と呼ばれるのでしょう。さー、メソメソするのはやめて、キャベツ活用に励むことにしなければ。

 ということで開拓したキャベツの一品がこれです。

材料(4人分)
キャベツ 中半個
白ワイン 大さじ3
ブイヨンの素 少々
オリーブオイル 大さじ3
塩、コショー 適宜

作り方
1)キャベツを千切りにする。
2)オリーブオイルを熱し、キャベツが色づくまで炒める。
3)白ワインを加え、サッと炒める。
4)ブイヨンの素を少々くだいて入れる。
5)フタをして、弱火で10分くらい調理。塩、コショーで味つけをする。

 ちょっぴり、ザワークラフトにも似たお味がして、大満足! 蒸し煮のように調理するため、けっこうな量のキャベツも、ペシャと少量になります。

 肉、魚、その他のつけあわせ野菜にピッタリのメニューです。なんだか、ケンが残していってくれたキャベツ料理、という気がしてなりません。

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