Spinaci di magro
(スピナッチ ディ マグロ
=脂分なしのほうれん草)
 この秋に出た『うまいもの・まずいもの』は、赤瀬川原平、東海林さだお、奥本大三郎、という各氏の会談形式の文庫本(中公文庫)です。付録編として、小文で登場の私。タイトルは次のごとし。“イタリアは「うまい」も「まずい」も南北差あり”(P200〜P201)。

 さいごの一文に、「野菜のクタクタ煮」を好むイタリア事情も添えました。特に、ほうれん草がいい例。茹でた後、オリーブオイルやバターで炒め、「これでもか!」のクッタクタさにしてしまいます。これでは、歯ごたえなど皆無ながら、大量をたいらげられるのはポジティブな点、といえるでしょう。

 ここで取り上げるレシピもまた、ほうれん草をドッサリと使用。クタクタ煮ほどにはならないため、私も時おり作っています。

材料(4人分)
ほうれん草 1Kg
ドライレーズン 80g
ニンニク 半カケ
イタリアンパセリ(みじん切り)大さじ1
オリーブオイル 大さじ2
塩 コショー 適宜

作り方
(1) ドライレーズンを熱湯につけ、1時間弱おいてからザルにあける。
(2) ほうれん草をていねいに水洗いして、硬めに塩茹でする。
(3) 水気を切ったほうれん草を大雑把にきざむ。
(4) オリーブオイル、ニンニク、イタリアンパセリを加え、塩、コショーをかけて混ぜ合わせる。
(5) ドライレーズンも加えて混ぜ、弱火で10分ほど調理する。

 ドライレーズンを入れて、やや甘酸っぱく仕上げるコントルノ(付け合せ料理)。肉料理との相性がバツグンなものの、魚にもまたよし。小松菜、その他の青菜で作ってもおいしいことでしょう。

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