ケンからのメッセージ 2007 6月編

 それは、6月なかばのことでした。
 なーんて、ね。ボク、ちょっと、気どってるかな? 売れっ子著者とはほど遠いエッセイストのおかーさんに代わって、そろそろボクが何かを書く、というのはどうだろう。ダメか、やっぱり…。

 そう、そう。おかーさんたらね、最近、マイ俳句、とかいうのを始めたらしい。それがさー、笑っちゃうんだよ。ちょっと盗み見したので、みなさんにナイショ、ナイショで教えちゃうね。

翁犬(おきないぬ) 夢に吠えて 野を走る

「翁犬」って、だーれ? あ、ボクのことか〜あ。うーん…。こんな句もあったよ。

万年の 亀の命よ 我が犬へ

 お気楽なおかーさんたら、ひとりで、「いいわっ! 私って句心、あるかも。売れない本書くのやめて、俳人になろうかしら」、なーんて呟いている。こーゆーのって、「俳句」じゃなく、「川柳」だと思うけどな、ボク。

 ごめんなさーい! 6月なかば、のはなしに戻します。

 このところ、ずーっとメチャ早起きのボク。ヘヘッ、実はね、やたらとトイレが近くなっちゃって。今までは、朝の8時や、9時までだって必要なかったピピ(オシッコ)が早くもよおす。これって、トシのせいなんだって。腎機能の低下からくるらしい。トーキョーのジージ(タカコおかーさんのおとーさん)もそうらしい。でも、ジージは強気でね。「出ないよりはいい」なんて言ってるそうだよ。

 ともかく、その日も朝5時に、クゥーン、クゥーン。「ピピ、した〜い」と泣いて、おかーさんを起こした。庭で用を足したあと、もうひと眠りするんだけど、また、すぐクゥーン、クゥーン。「しょーがないわね〜え」と、もう一度起きたおかーさんが、お庭で発見したの、なんだと思う? ウチで飼ってるリクガメが産んだ卵3個だったんだよ。

 あわてて土に埋め、保護したおかーさん。孵化するかどうかは「?」だけど、そのままにしてたら全滅だからね。

 ボク、思うんだ。トシをとって、トイレが近くなるっていうのも悪くないな、と。
From ケン


正しいポーズでのピピ。こんなふうに脚を上げてするのがおっくうになるときもある今日このごろ タカコおかーさんいわく、「わー、年相応の老け顔!」。たしかに!!
3年前、卵を産もうとしてフンばってるボクんちのリクガメ 3年前に産まれようとしているリクガメの赤ちゃんたち
ボクんちの庭のリクガメたち。レタスをガツガツ食べているところ  

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