Pavia[パヴィア]
 ヴィスコンティ家の支配下にあった街は、当家の城、及び伝統ある大学で有名です。ミラノからわずか35Kmという近さも大きな魅力。列車やバスの利用で、30分〜1時間で到着します。

 大繁栄をとげた中世の街並みいちばんの見どころは、大きなドゥオーモ。レオナルド・ダ・ヴィンチも設計に参加したロンバルディア・ルネッサンス様式がみごとです。

 威容を誇るヴィスコンテ城も欠かせません。レンガ造りの大建築物です。広い回廊式庭園が魅力の城ゆえ、ある程度時間をとっての散策を楽しむといいでしょう。城内には、市立博物館も設置。考古学、彫刻、絵画などの部門にわかれています。ことに興味深いのが、当時の装飾品や器を展示の彫刻館。また、ベルゴニョーネの「十字架を運ぶキリスト」が見られる絵画館も必見です。

 中心地の手前に位置するCertosa di pavia(パヴィア修道院)こそが見どころ、という観光客も少なくありません。14世紀末、ヴィスコンティ家の霊廟のために着工された大僧院です。教会としての概略が整ったのは、その約80年後。完成は18世紀になってから、という手の込みよう。世界でもトップレベルの華麗で重厚な建築様式は、鮮烈な印象を与えてくれます。

 ことに、ファサード(正面)の美しさは圧巻。多彩色の大理石、精巧な彫刻、そしてレリーフ……。他のどの僧院にも見られない優雅さに満ちています。

 時間が許すなら、内部の見学もおすすめ。ロンバルディア・ルネッサンス様式の外装から一変して、ゴシックとなります。ベルゴニョーネによるフレスコ画や多くの絵画、ペルジーノの作品、その他に接することができます。

 より厳粛なムードにふれるため、中庭も見落としてはなりません。大小の回廊つきの2タイプの中庭があります。現代の喧騒を忘れさせてくれる清涼さを吸収できることでしょう。

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