| Pompei[ポンペイ] |
| 新潟地方の大地震のニュースは、ここイタリアでも大きくとりあげられました。「他国ごととは思えない」というのが本音で、心からのお見舞いの言葉を数多く受けたものです。なぜなら、イタリアもまた、地震の多い国だから。日本同様、火山帯が点在しています。 地震に匹敵するほど恐ろしいのが、イタリアの火山大噴火。最もいい例が、紀元1世紀に発生したヴェスーヴィオ火山の大噴火です。ほんの一瞬にして、町全体が死の灰におおわれてしまいました。 その町がポンペイ。ナポリから南へ行くこと20数キロの地です。ということは、ローマからもさして遠くなし。特急列車の利用でナポリまで行くなら、日帰りの旅も可能です。ただし、じっくり見学したいなら、ナポリ、あるいは、ポンペイへの宿泊が好ましいでしょう。特に、知人が泊まったポンペイのホテル「フォーラム」は評判がよろしい。3つ星ながら、清潔で快適なホテルだそうです。 2000年も前に灰に埋まった古代都市ながら、当時をしのばせる跡が多数目にできるのは驚きです。ポルノふうな描写があることで有名なヴェッティの家(実は、魔よけのお守り的な絵、とのこと)、独特な赤が印象深いフレスコ画、「鎖につながれた犬」という題材のモザイク床、牧師の家……その他、見どころがいっぱい! 現在の下水道システムよりずっと近代的とも感じる跡まであり、興味のほどがつかないくらいです。 時間の余裕があるなら、出土品を展示した博物館ものぞきたいもの。いくつかの門のなかのひとつ、マリーナ門のわきにあります。 その門を出てやや歩くと、ヴィラ デイ ミステリ(秘儀荘)があります。ディオニューソス秘儀の入信式を描いたといわれる大壁画がミステリアスそのもの。「ポンペイの赤」を背景にした壁画が、2000年の昔に誘うようです。 |