| Mantova[マントヴァ] |
| ミラノからの列車旅行にて、気軽な日帰り旅行として楽しめる小都市が少なくありません。今回ご紹介するマントヴァもそのひとつ。直行列車で2時間弱の所要です。 北イタリアのルネッサンスの中心であったこの街で忘れてならないのは、イザベッラ・デステ。隣国フェッラーラからマントヴァのゴンザーガ侯爵に嫁いだ女性です。彼女こそが、マントヴァを「芸術サロン」にまで高めた人物。すぐれた芸術家や詩人たちを集め、この街に文化の香りを漂わせたのです。 小さいながら、見どころがいっぱいの街のスタートは、エルベ広場がいいでしょう。毎日、朝市がたつので、それはそれは活気にあふれています。大きな円蓋と高い鐘楼がシンボリックなサンタンドレア教会も建っており、メインプレイス的な感じです。 もちろん、豪奢なドゥカーレ宮殿へも訪れてみてください。ゴンザーガ家の宮殿です。宮殿のみならず、城、教会もあり、部屋の数たるや、合計500に近いというから驚き。すべてを見学するには、何日、何十日もかかる、と言われています。 最も有名なのは、マンテーニヤの壁画が広がる「結婚の間」。金箔をふんだんに使った天井画もみごとな一室には、息をのむばかりです。その他の間も贅の限りをつくしたゴージャスさ。イザベッラ・デステの芸術に対する情熱がしのばれます。 安くておいしいレストランやトラットリアに恵まれているのもマントヴァの特徴。周辺で豊富にとれるかぼちゃを使った料理が名物です。最も名高いのが、トルッテリ ディ ズッカ(裏ごししたかぼちゃを詰めたパスタ)。甘みのあるユニークな味が人気です。 食事のあとは、散策がてら、テ離宮を訪れるのも一考。そこから、北に400mほど行ったマンテーニヤの家、ゴンザーガ美術館などもおすすめです。1泊して、ゆっっくり楽しむのにもいい街と言えるでしょう。 |