Alberobello[アルベロベッロ]
 2003年刊行の拙著『イタリアは南が楽しい!』(光文社知恵の森文庫)にも出てくる南の町です。イタリア半島のカカトあたりに位置する古い古いおとぎの国的なところ。拙著に写真も載っているためでしょうか。「ロマンチック!」「メルヘンの町みたい」などという声でいっぱい。特に女性のハートをとらえる町、とも言えるでしょう。
 南伊いちばんの都市バーリから、私鉄の利用で約1時間のアルベロベッロ。3〜4人で訪れるなら、タクシーに乗ってのワリカンのドライブでもいいでしょう。春の季節なら、道々にアーモンドの花が咲き誇る風景が飛び込み、南部ならではのエキゾチックさまで楽しめます。

 この町を有名にしたのは、なんといっても昔ながらの建物トゥルッリ。一説では、紀元前がルーツともされている高い円すい形の屋根を持ちます。この特殊な住居こそが、アルベロベッロのシンボル。真っ白の壁、灰色のドーム状屋根の家並が千年も二千年もの過去の世界に誘ってくれます。
 トゥルッリの屋根には、ハート、鳥、魚、その他を表した装飾がされていたり、漆喰でギリシア語などが描かれています。なんともミステリアス! この地方ならではの光景ともいえます。

 観光地化されたとはいえ、このトゥルッリの家に住み続けている人たちが少なくありません。石灰岩の利用によって建てられた家々は、夏涼しくして冬暖か。素材を充分に生かした知的家屋とされています。
 トゥルッリをそのまま生かしたレストランやホテルもあります。お土産屋さんもしかりです。せっかくなので、内部をのぞいてみるのもいいでしょう。

 ところで、ここを訪ねたら、バーリ周辺で常食のパスタもお忘れなく。耳タブの形をしたオレッキエッテです。土産店で、職人手作りによる品を求めてもよし。なによりもの思い出の食材、あるいはお土産の品となることうけあいです。

Copyright (c) 2004 Takako Hanzawa Melosi All right reserved.