Napoli[ナポリ]
 この7月発売の拙著『イタリアは楽しい!』(光文社知恵の森文庫)にも登場のナポリ。日本でいうなら、「大阪のノリ」という声が圧倒的です。なぜでしょう?

 ユーモア好き、陽気で楽しいのがナポリっ子。人なつっこくって親切、そしておいしいもの好き。「ス」の発音を「シュ」としたりする特有のしゃべりかたもホンワカします。ねっ、大阪人との共通、あると思いませんか。

 ただし、「ナポリっ子」をひとくくりにしてはまちがい。ごく庶民的な下町がこの街の一面ではあるけれど、どこよりもスノビッシュな地域だって存在します。

 最もナポリらしいと言われる下町スパッカ・ナポリ、そしてサンタ・ルチア地区には、日常の食材店から職人の手による工芸品までの小さな店がいっぱい。「スリが多い」との評判ゆえ、身軽な格好のもと、それなりの注意をしながら歩くべきでしょう。

 ティータイムには、サンタ・ルチア港、あるいは、小高い丘にある5つ星ホテルでのひとときはいかが? 絶景きわまりないナポリ湾とともに、ナポリのリッチ族のおしゃれもながめられます。

 多くの歴史と芸術の宝庫でもあるのがナポリ。各種の彫刻、モザイクなどの見どころいっぱいな国立考古博物館、美しい庭園の一角にあるカポディモンテ国立美術館をはじめとして、訪れたい場所ぞろいです。

 音楽好きのかたには、イタリアの三大歌劇場のひとつであるテアトロ・サン・カルロをぜひ! オペラ上演のチケットにトライ(ホテルのフロントでも手配してくれる)。ぜひ、鑑賞されるといいでしょう。

 ナポリで生まれたピッアァも忘れてはいけません。街いちばんと名高い「ダ・ミケーレ」は、いつも長蛇の列の昨今。今年の初夏、別のピッツェリアで食べた私ですが、お味に損失なし。待たずに、おいしくてメチャ安のピッツァを満喫することができました。

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