| Venezia[ヴェネツィア] |
| 「水の都」ヴェネツィアは、別名「盗難の都」と呼んでもいいほど。多くの友人や知人に加えて、この私までもスリの被害にあっています。日本人ビジネスマンが最高級ホテル・ダニエリの宿泊部屋で貴重品すべてを盗られたことは、Takako's Newsでお知らせずみですよね。いつになったら、このダーティ部分が清められるやら。状況の好転はなかなかみられません。 それでも、この都市に魅かれるのは私のみにあらず。何年か前、やはりヴェネツッアのホテルで大金を盗まれた酷体験ありの在仏の日本人写真家T氏もこう言っています。 ――いいよね、ヴェネツィアは。四季折々、それぞれにたまらない魅力がある。金は盗られたけど、この街を嫌いになったりなんかしなかったよ。世界にひとつしかない沈みゆく都市だもんね。特有のロマンを感じるな。 そのとおり! 私もまた同感です。ツーリストいっぱいのメイン観光ポイント、サン・マルコ広場は素通りして、名もない裏道を歩くのにハマっています。車がいっさい走ってないため、どの裏道ものどかそのもの。テクノロジーに侵されていないことの快適さを痛感します。 特に興味深いのが、ヴェネツィアの下町。サン・マルコ広場の南方を海沿いに歩き、それこそ「ダニエリ」を通りすぎ、東へ東へ…。伝統を守る手作りの文具店「イル メルカンティ ヴェネツィアーノ」の少し先の橋を渡ります。すぐ左の大通り、Via Garibardiが、私のお気に入り下町ストリート。この地域には、ヴェネツィアの生活色がいっぱいです。土地っ子たちがメインなので、各お店もプライスはごく良心的。ヴェネツィアの庶民の味である揚げ菓子などつまみながらブラつくのも楽しいでしょう。 バールはもちろんのこと、トラットリアやレストランも土地っ子が中心。「バカ高」と悪評のヴェネツィアにもこういう地域だってあるのです。 |