| Bergamo[ベルガモ] |
| ミラノからヴェネツィアへ向かう地の途中にベルガモがあります。とはいえ、ミラノ寄り。わずか50キロほど東へ行ったところです。けれども、かつてはヴェネツィア共和国に属していたベルガモ。各所にヴェネツィア色が残っています。 ここは私の居住の地。早くも、10年以上もの滞在となります。それまで暮らしていたトスカーナ地方とは大きく異なり、山ぞいの県ながら、様々な規模の企業や工場も多い産業都市です。 日本のガイドブックなどに登場のベルガモは、チッタ・アルタ(旧市街)と、チッタ・バッサ(新市街)のみ。いわゆる県庁所在地周辺です。旧市街には、歴史ある聖堂や礼拝堂が残っていて欧米からの観光客もあとを絶ちません。高台の丘陵ゆえ、朝夕の風景もみごと。ベルガモ県人はもちろんのこと、ミラネーゼ、その他のドライブコースとしても愛されています。 大きなメインストリートが印象的な新市街でも見どころは欠きません。ボッティチェッリやピサネッロ他の名画を集めたカッラーラ美術館や、ベルガモが生んだ音楽家ドニゼッティの像などもあります。成金族も含めてのリッチ人種が多いといわれるベルガモ市内には、センスのいいブティックも多数。セレクトされた高級品のショッピングができることでも有名です。 私の住んでいるところは、新旧、いずれの市街でもありません。郊外にある名もない田舎町。ロンバルディア州の自然公園地帯に指定されていることにもよるのでしょう。緑と畑に囲まれたカントリームードでいっぱいの町です。みちろん、日本人は私ひとり。約4千人の住民のほとんどがTakakoの存在をキャッチしています。これって、いいんだか、悪いんだか…。なぜって、こちらはすべての町民を把握するなんて不可能。町内であいさつをされるたびに、「ハテ、だれだっけ?」となってしまいます。 我がベルガモ県は、ローカルなお国なまりが現存することでやけに名高い。とてもイタリア語とは思えないような方言で話されると、外国へでも来ている気がするくらい。他県のイタリア人でさえ、「皆目理解できない」とお手上げです。 ムラトーレ(石工)のおじさん、おにいさんたちが多いのもベルガモ。朝から晩までガンガン働き、キャッシュごっそり、のリューリッチ族が少なくありません。町中には大型のベンツが走り、家々にはプールまで。ごくごく質素に暮らしているのはジャポネーゼ(日本人)のタカコのみ、と断言できます。 |