九月に入ったのにまだまだ暑い日が続いています。
でも朝とか夜とかの風にどこか秋を感じる匂いがあることもたしかです。
2000年秋・冬の傾向を今月は毎週取り上げて行くことにしましょう。
たいがいこの何年間は春夏のアイテムを秋冬も引き継ぐことが多かったのですが、今年はなんとガラリと変わってしまうのが難点と言うか、特徴と言っていいでしょう。
ただ色に関してはカラフルな色の取り合わせがポイントカラーとして残っていることはありますが…。
秋冬の傾向をひとことでは言いにくいのですが、まとめて乱暴に言ってしまえば“クラシック”とでも言っていいでしょう。
ウールの素材、それもツィードがメインなのです。
それにタータン、ハウンド・トゥース(千鳥格子)、アーガイルなどのチェックも沢山出てきます。
そんな中できっと日本人に合うのは“お嬢様ファッション”じゃないかと思うのです。
“ライク・レディス”なんてコピーを打ち出しているところもあるぐらいです。
私が思うのに本当のお嬢様は“風”なんていう物はお召しにならないから“お嬢様”じゃない人が着るファッションだと想っています。
その上むずかしいのは今回はNYのお金持ちのお嬢様風っていうのです。
今アメリカは景気が良いですから、パリやミラノのファッションの顧客はアラブとアメリカという風に決まってきているみたいです。
それにしても今年の春ピンクが流行でパシュミナを持っていないとおしゃれじゃないみたいに女性ファッション雑誌や女性週刊誌が特集したら、青山の通りなんか猫も杓子もなんていうもんじゃなく若いのも、おばんも、シャンもブスもっていうかんじでピンクのパシュミナをスペインの占いバアサンのようにだらしなく肩にかけた女の大行進状態だったのが目に浮かびます。
今年の秋はきっと似非なお嬢の大行進になるのでしょうか。なんだか考えるだけでも恐ろしくなってくるでしょ。
でも、お嬢様ファッションはそんな手軽くは出来ないと想うのです。
ジャクリーヌ・ケネディのような着こなし方っていうのがお手本なの。どうぞこの残暑がきびしい折、昔のファッションの写真でも見てお勉強をして下さい。
(c) Peeco
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