7月に入って梅雨がまだ明けないのに今年は“梅雨の晴れ間”が多い気がします。
こういう状態だともう真夏の到来といった感じで、TVの夏のスナップなどは、もう海で泳いでいる人たちを映したりしています。
デパートの浴衣売場などはここ数年、派手派手しくディスプレイをして売り上げをあおっています。
夏になると茶髪や金髪、ガングロの子供たちが原宿や渋谷のような街中で昼間から浴衣を着て歩くのが流行っていて、それを見込んでの売場展開だと思われます。
それにしても浴衣を着て似合う男の子や女の子に出会ったことのない私は不幸せなのでしょうか。
浴衣は字のごとくお風呂に入る時や、お風呂を出た後に身につけるものでした。
それは、夏の夕方から宵の口に身につけるのが本来の着方なのです。
それなのに真っ昼間や、あげくのはてには、午前中から浴衣を着て歩いている若いカップルを見ると本当に馬鹿々々と言って頭をたたいてやりたくなってしまうのです。
その上、着物業界は売れればいいとばかりに、若者うけするような派手派手なものを毎シーズン打ち出しているのです。
元来浴衣は“見ているだけで涼し気”なものだったはずなのです。
この2,3年の有名ブランドやデザイナーズ・ブランドからの柄いきなどをみていると何を考えているのだろうと思うものもでて来る始末。
ニューヨークやパリのデザイナーがデザインした柄とか金糸や銀糸、ラメまで織り込んだキラキラしたもの、さらにはアニマルプリントの浴衣なんていうおぞましいものまで出て来るにいたっては、浴衣の本来の意味にもなっていないのです。
もっとビックリしたのは、大人の女が着るのに金魚の柄で帯は兵児帯、それも金魚柄のものが出現したのです。
可愛ければ子どもの柄まで着てしまう若い女の子の幼児感覚にはおそろしくなってしまうくらいです。
浴衣は自分でもスッキリ涼し気に、そして見る人にも涼感をそそるようなものをキリッと着こなしてこそ価値のあるもの。
低俗な着物屋のこんたんにひっかかって暑っ苦しい柄の浴衣など絶対に手にしないように願いたいものです。 ナデシコやトンボ、流水なんていう昔の柄が素敵。
(c) Peeco
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