梅雨のない札幌から帰って来たら毎日、毎日うっとうしい雨が降りつづいています。
今年はいつになく梅雨らしい梅雨といっていいくらい東京は雨が降っています。
梅雨のわりには雨が降っていても、温度が低くてジメジメ感がないのはうれしいけれど、ついおしゃれをするのが億劫になってしまうのです。
ドンヨリとした空は何を着てもパッとした気持ちになりにくいものです。
私の若い頃はそんな時には明るいレインコートを着たものでした。
昔、『愛情物語』という映画の中で、キム・ノバクがタイロン・パワーとセントラルパークでデイトするシーンで着ていた真っ赤なナイロンのコート。それに合わせた傘の赤、レインシューズも赤でキムの金髪がピッタリとフィットして、何とも色っぽいのと雨なのになぜか楽しくなるような気持ちにさせてくれたのです。
まあ、今の人が上から下まで赤で統一なんてしたら私はきっと“合わせ過ぎね”などといったチェックをしてしまうかもしれないけれど、あのうっとうしい雨の中ではあざやかなきれいな色を一色でも使ってみることが意外と心を明るくしてくれるものなのです。
今年はパステルカラーや花柄、水玉など何年ぶりかの流行なので、雨の日には意識してそんなスカートやインナーを華やかなものにしてはどうかしら。
それと雨傘を明るい色のものにしてはどうでしょう。
これもフランス映画ですけど『シェルブールの雨傘』というミュージカルでカトリーヌ・ドヌーブの母親が経営している雨傘屋に置いてあった傘を思い出してしまいます。
パステルカラーのピンク、ブルー、グリーン、レモンイエローなどスクリーン一杯に色とりどりの傘が映ります。あのシーンを思い出すと雨も悪くないなあと思ってしまうくらいです。
昔から女の人は傘の内がきれいと良く言われてきました。
東京の雨の街中で見るとキャリア・ウーマンほどそっけない単色の傘をさしています。
今年は思い切って明るい傘を選んでみてはどうでしょうか。 とても明るい色の傘をさせば、ジメジメしたイヤな空気がきっと明るい色につつまれます。
(c) Peeco
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