◆12月のテーマ◆
病める日本、すっごくヘン。
で、イタリアは?


第64回(最終回)
車内メークは族はおブスばかり


 ――あるお店で、ケイタイのストラップを求めたら、「ン!?」という顔をされたの。こっちの人たちをよーく見てナットク。ストラップつけてるイタリア人っていないのね。
 確かに! 日本にあってイタリアでは見かけないものってけっこうあります。なかでも、顕著なのが「オジさんのマンガ読み」、そして「車内メーク」です。どちらも、日本ではウヨウヨ、イタリアじゃさっぱりの現象。「車内メーク」なんか、今だかつて、1回も目撃したことがありません。

 欧米人が来日して、まず驚くのがこの光景。だけもが「目を疑う」と発言しています。「日本には、こんなに売春婦が多いのか…」とショックを受けたガイジンさんも少なくないようです。
 公衆の面前でメークするのは、「私を誘って」「エッチのお相手するわよ」のデモンストレーションに他ならないいこと、欧米では常識です。つまり、売春行為の動作でございます。
 「メークしようとしまいと自由でしょ。ヒトに迷惑をかけているわけじゃないんだから」。車内メーク族たちはこう反論することでしょう。いーえ、それは「自由」じゃいない。「迷惑」だって充分にかけています。公衆にあっては、最低限のお約束ごとを守るのがシビック(市民)。乗りものは化粧室じゃないということぐらいわからないでどうします?

 罰金です、罰金。車内でメークを始めたら、1回につき最低5万円は課すべき。駐車違反より、さらに重くして当然と信じます。
 そうそう、あるガイジンさん、こんなことも言っていました。

 ――車内でメークしている女性に美しい人はいない。なんだかわかるような気がする。
 チャーミングなイタリア女性たちです。将来も、決して「車内メーク」は出現しないでしょう。

(c) タカコ・半沢・メロジー 

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