◆12月のテーマ◆
病める日本、すっごくヘン。
で、イタリアは?


第62回
性意識もどこかオカシイ…


 あいも変わらず、「かわいい」がほめ言葉の日本。郷に入りやすいというか、ごく軽い性格の私は、帰国すると、ついつい多発してしまうのも事実です。「キャ〜、かっわい〜いっ!」と。
 
 何回となく、拙著、その他で書きましたが、イタリアでは「かわいい」が最上の賛辞ではありません。幼い子供やペットなどに告げるならともかく、アダルトに向かって「カリーナ(かわいい)」と言うのは「方便」的な表現。「おブス」とは伝えられないためのひとことのときが多いのです。

 おとなの女性へのほめ言葉は、やはり「美しい」「エレガント」。その上が「セクシー」となるのがイタリアです。ある読者の方から、こんな手紙をいただきました。

 ――日本って、かわいい、かわいいのオンパレード。その反対に、「セクシー」というのはむしろネガティブなところがあります。成熟しすぎている、とか、いやらしい、みたいな意味にとられがち。これってオカシイと思うのですけど。
ホント、ホント、奇妙です。なにゆえ、セクシー→いやらしい、となるのでしょうか? カルチャーがこどものままなのではないか。そう憂えざるをえません。

 この秋発売の拙おしゃれテーマ本のスタートはTバック。かなりの反響をいただいています。そのなかで、こんな声があり、深〜いため息をついた私です。

 ――インナーラインを気にしてTバック、というのはよくわかります。イタリアではごく普通のことなんですね。でも、日本じゃ、下着のラインが見えないと勘ぐられるところがあるみたい。「アイツなにもはいてないんとちゃうか」と。なんか、妙に「エッチ好き」と見られる気がする。

うーーっ、それってかなり屈折、そしてインシツ。日本の男女の性意識に対する不自然さすら感じてしまいます。

(c) タカコ・半沢・メロジー 

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