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第49回 学校のスタート 考えてみると、欧米の学校はどこでも9月が新学年のスタートです。日本は4月だというのに、なぜでしょう。 長期にわたる夏休みがひとつの区切りになっての新スタート? イタリアなんて、小学校だと約3か月間もの夏休みですものね。大きな区切りとなるに違いありません。 保育園や幼稚園、中、高、大学は9月初めから始まるものの、小学校はまだまだ続く休日。例年、9月中旬の新学期となります。でも、1年生を目前としたバンビーニ(子供たち)は、早くもソワソワ。8月下旬あたりから繰り広げられる「文具用品セール」などで、しっかり準備をととのえます。 最大ポイントとなるのは、やはり通学用のカバン。日本のような皮革製ランドセルの類はありません。各種デザイン、カラーのこらされた布製バッグがスクール用として市販。子供とはいえ、それぞれの好みでセレクトするようになっています。 さすがデザインの国です。モダンなアートを思わせるバッグがいっぱい! これが子供用? ナッマイキだこと! つい叫びたいほどのスタイリッシュなものまであり。小学生だって、キャラクターつきのバッグなど決して欲しがらない国民性なのです。 町内のアレキサンドロも、この9月から小学生。何か月も前から、こう発言し続けていたものです。 ――ボクね、もうすぐ小学生。9月になったら小学校だよ〜。カバン、買ってもらったし。 まるで、「大人宣言」をしているみたい。なんとも誇らしげに胸を張る姿に、より愛らしさを感じざるをえません。 9月、9月、9月になったら小学生。イタリアの子供たちは、呪文でもとなえるように発します。 ――Sei contento?(うれしい?) ――Si molto!(うん、とっても!) こちらまで幸せ気分の9月です。 (c) タカコ・半沢・メロジー
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