◆8月のテーマ◆
スウィーツのおいしい夏は楽し


第47回
夏の手作りケーキをどうぞ!


「ナチュラルではない」という理由から、クーラーを備けない家庭がほとんどのイタリアです。暑がりではあるものの、冷房アレルギーぎみな私としては、まことに好ましいと感じます。
でも、でも、やけに高温な日だってあるイタリアの夏。当然、オーブンの利用回数がガタッと減ります。昼、夕食の料理作りはもちろんのこと、デザートだってオーブンはパスしがち。ケーキやパイの類は作りたくなくなります。
とはいえ、バースディ、その他のデザートとして、ケーキが必要となることだって少なくありません。そんな時は、手作りのパン屋、あるいはお菓子屋で、スポンジケーキだけを求めます。市販はされていなくても、オーダーすればオーケー。スポンジのみを作ってくれるのです。これって、ものすごく親切。そして便利なサービスと感心します。
このスポンジ台に、好みのトッピングをして楽しむのがなんともおしゃれ。生クリームやカスタード、チョコレートクリーム、その他を塗ります。デコレーションもまた自由自在。夏のシーズンゆえ、生フルーツを飾ったりするのも一考です。

イタリアらしいな、と感じるのは、カカオ(ココア)の粉の使用。仕上げに、小さな濾し器でふりかけることがよくあります。シュガーパウダーも、ラスト・トッピングとしてよく使われるのがイタリアン・スウィーツ。「ギャ〜ッ、そんなにィ…」とあきれるくらいかける人が多いのです。

どちらも、食べる直前に振りかけるのがホームメイドのスウィーツ。およばれの時には、必ず告げます。「私のにはかけないでね」と。すると、決まって、「ペルケ?(なぜ?) おいしいのにィ」と言われてしまう。遠慮しているのだろう、と勘違いされることだってあるほどです。楽しいといえば楽しい。それが手作りのスウィーツでもあるのでしょう。

(c) タカコ・半沢・メロジー 

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