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第42回 キッチュなファッション つい先日、日本通のイタリア女性からこんなことを言われました。 ――最近の若い女性のファッション、あれはなーに? 最大限のみっともなさ、としか表現できないわね。10年前、20年前までの日本女性って、世界でいちばんエレガントな印象すら受けたのに…。 どうやら、ボヘミアンファッションのことを嘆いている様子。ビジネスで日本滞在した直後とかで、大変な嘆きようでした。 なに、それ? 首をかしげていたところに、従妹が送ってくれた日本の週刊誌がドサッ。うれしい! 女性誌もありました。ワ〜オ、これかぁ、ボヘミアンファッションって。よーするに「重ね着」なんですね。しかも、ヘンテコなコーディネーションほどボヘミアンしている様子。あ、だからこそ、この名前がついたのですね。 でも、Bohemianって、自由を愛して生きる人たち。流行となったものなんて決して着たりしないよな〜。と思ってしまいます。小動物虐待者ではないものの、「目立ちたい」からしているファッションでしょうが、他の人たちが身につけていたら、その時点でおしゃれではなくなります。 「いーの、いーの。みんなと同じものを着てたら、それだけでハッピー」。そんな考えなら別。どうぞ、お好きになさってくださいな。損するのはあなたたちのほうなんですから。そう言いたいところながら、老婆心はやめておきましょう。エセ自由、というのも、けっこう楽しいかもしれませんから。 それにしても、ジーンズにレースひらひらのスカートとかの組み合わせっていうのは、みごとなほどキッチュ。ここイタリアでは、一度も見かけたことがありません。ああいう格好でミラノあたりも歩いてくれちゃうのでしょうか…。「日本人のルーツって、ホントはジプシーだったの?」と尋ねられそうな気すらしてくる昨今です。 (c) タカコ・半沢・メロジー
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