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第36回 イタリアでの滞在体験 いきなり、山あいのアグリツーリズモにて滞在スタートの智子さん。生まれついてのシンパティカ(感じのいい)気質が大いにプラスとなったでしょう。すぐにオーナー、そしてファミリーと親しくなりました。 オーナーのマンマ、クリスチーナがとりしきる調理場での見学もすんなりと実現。家族や調理人たちに混ざり、調理の手伝いをするまでにも、そうそう時間はかかりませんでした。智子さんは言います。 ――最初はねー、会話がほとんどわからなくて・・。日本で3年間習ってたのはなんだったの、という感じだった。でも、みんなと調理場にいるうちに、だんだん話せるようになってきたの。クリスチーナたちが機関銃のようにしゃべりまくるピエモンテ方言の会話には、今だついていくのが大変だけど。 イタリアに留学や滞在の日本人は、昨今、急増加の一途。だれもが口をそろえて、「最初は言葉がわからなかった」と発言します。日本でレッスンを受けていたとしても同様、とのこと。が、2か月、3ヶ月とたつうちに、勉強とは異なる「生きた伊語」を体受していくようです。 1年間滞在の後、一時帰国の智子さん。去年は日伊間を行ったり来たり。今年の3月から再び、同じアグリツーリズモをベースにイタリア食の旅を続けています。中古車を購入して、今日はヴェネツィア、明日はサルディーニア島・・などといったぐあいに大横断。小柄な体に満ちあふれるエネルギーと、ダイナミックな行動力には、感服するばかりです。 智子さんの「食の旅」は、アグリツーリズモ宿泊が常。予約を入れる際、「調理場を見学させてもらえますか?」と尋ね、お願いをするのだとか。なるほど! 賢い食研究の旅と言えるでしょう。もう、ずいぶんと各地を回った彼女です。でも「ピエモンテのおばあちゃんの味がいちばん!」とのこと。来年のお店オープンにも、必ずや生かされるに違いありません。 (c) タカコ・半沢・メロジー
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