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第27回 赤によるさまざまな魅力 この季節ともなると、スーパーの野菜&果物コーナーが、いちだんと華やいでくるのもイタリアです。日本と異なり、まだまだ旬の食材を重視の国だから。シーズナブルな野菜や果物たちが、元気な姿を見せ始めます。 筆頭はイチゴ。大小、さまざまなサイズ、形がパックされて登場します。これが日本だったら…。そう考えるとフクザツ。なぜって、八百屋さんのお嬢さんから、こんなはなしを聞いたことがあるからです。 ――日本では、形の同じ野菜や果物しか良品質とされない。たとえばキュウリ。どんなに味がよくても、スンナリと伸びた美しいものしか店頭に並ばないの。お客さんが買っていかないから。 イタリアでは逆。お行儀よく並んだ「正しげなフォーム」の食材には「?」マークが飛びかいます。ン!? なんかヘン。不自然だ。そうなってしまうんですね。イチゴがいい例です。形なんて、二の次、三の次。かんじんなのは鮮度、そして食べごろを示す輝かしいカラーとされています。 この国のイチゴって、それはそれはイキのいいレッドカラー。いかにも、「太陽を浴びて育ちましたっ」の赤なんですね。日本で見かけるような、「顔色の悪い」赤なんてまずお目見えしません。すぐにでもつまんで口に入れたくなるような、フレッシュ、かつスウィートな色をしています。うーん、赤ってこんなに魅力的なのかなぁ。イタリアのイチゴを目にするたびに、赤に開眼する私です。 老いるほどに、上手な赤の着こなしを披露するのがイタリア女性。若い世代は、下着やアクセサリーに赤を配して楽しみます。リゾート地などでは、真っ赤なインナーに、トランスパレントなブラウスを組みあわせる人もいてドキッ。ちっとも下品とならないのは、着こなしの良さのせいでしょうか? アモーレ(愛)のカラーとされる赤は、ラッキーなカラーともされていることもイタリアならではです。 (c) タカコ・半沢・メロジー
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