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第26回 タンポポの黄色が似合う国 北イタリアの春は、実に気まぐれです。その年によって、早く訪れたり、あるいはグズグズと冬が居座っていたり…。この冬が異例の厳寒だったからでしょうか、例年より低温ぎみの初春でした。 それでも、確実な春の訪れは、さまざまなカラーによって実感できます。黄色、赤、緑、などなど、鮮烈な色が目に飛びこんでくるからです。 たとえば、黄色。3月8日の女性の日のミモザのことは、先月登場させてもらいましたよね。でも、イタリアの「黄色」はミモザだけではありません。むしろ、野原のタンポポにこそ、この国らしいカラーを感じる私です。 4月、5月ともなると、拙宅周辺の野原、道端には、大小のタンポポの花がいーっぱい。う〜っ、ハンパじゃないなー、と驚くほどビックな花まで目につき、イタリアのダイナミズムさえ連想できます。 同じタンポポでも、この国ではイエローの濃さがグッと深い。まるで、エネルギッシュなイタリアのマンマみたいなイメージすらあります。 イエローやオレンジ系もまた、イタリアがお得意とするカラーです。服、アクセサリー、インテリア、その他にも、それは上手に取り入れられています。そうそう、こんなことを言われたことがありました。 ――タカコに似合うスカーフをプレゼントするよ。黒いヘアにピッタリの黄色を選んだんだ。きっと、よりチャーミングになることだろう。 贈ってくれたのは、知人のおじさま。ちょっぴりカラシ色がかかっているものの、なかなか鮮烈なイエローのロングスカーフでした。 うん、これ、茶髪ヘアにはイマイチだろうな。今だブラックなままの珍しい(?)ジャポネーゼ(日本人)の私にとって、いちばんのお気に入りとなっています。黄色と黒――。イタリアで大いなる発見のカラーコーディネーションです。 (c) タカコ・半沢・メロジー
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