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第25回 復活祭も食べまくる お正月休暇は元旦のみのイタリアです。それに変わるものが復活祭の休暇。vacanze pasquali(ヴァカンツェ パスクゥアーリ)と呼ばれてます。 三月にはいるやいなや、毎年、同じセリフが飛びかいます。 ――今年はどうするの、復活祭の休み? どこかへ旅行? 毎年、若干ながらパスクア(復活)日が変わります。2002年は、3月31日。翌日の月曜日がパスクエッタという祝日になります。よって、3月下旬から4月上旬にかけてがバカンスです。 ときは春まっさかり。暑くもなく、寒くもない絶好のシーズンです。海や山、湖、その他のリゾート地は、どこもかしこも大にぎわい。飛行機やホテルの料金がみごとにハネ上がってしまいます。多くのレストランは、パスクアのための特別メニューをフィックス。この日にちなんだ料理――卵、羊の食材――をメインにしたフルコースが出されます。ランチもディナーも、前々からの予約客でほぼ満席。お祭り好きな国民性フル発揮、ということろでしょう。 復活祭の1か月以上も前から盛りあがるのもイタリア。スーパー、及び個人のお店などに、ゆかりのお菓子がズラーッと置かれます。コロンバ・パスクアーレと、ウォーヴァ・パスクアーレがそれ。前者は鳩の形をしたスポンジケーキ、後者が卵型のチョコレートです。カラフルにラッピングされて並ぶ光景は、いやがうえにもパスクア・ムード。さして「おいしい!」のお菓子類ではないものの、ほぼオートマティックに買っていく人たちばかりです。 幸せの象徴である鳩、子孫繁栄の意味あいの卵――。キリストゆかりの動物である羊のメイン料理を楽しみ、ケーキとチョコレートでしめくくり。やはり、食べまくるフェスタであることに変わりはありません。 (c) タカコ・半沢・メロジー
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