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第22回 肉食ぬきのクアレジマ 「意外!」と感じるイタリア人のセリフの筆頭、私にとっては次のようなものです。 ――カルネ(肉)っていったってね〜え。それほど常食してるわけじゃない。ううん、毎日なんて食べないわよ。1週間に2〜3回ってとこかしら。 このような発言をする主婦がけっこう多い。「そうかな〜…」と、いつも首をかしげてしまう私です。よくよく考え、観察をしてみると「なるほど!」と納得できないわけでもありません。 イタリア人が「カルネ」を口にするのは、生肉での食材をさすことが常。つまり、生ハムやサラミ、その他の肉食加工品は含みません。「2〜3回」というのは、生の肉を使って調理する回数のことなのでしょう。 さて、3月。カーニバルとパスクア(復活祭)のあいだの四旬節(40日間)は、クアレジマとなっています。キリスト教徒の重要な行事のひとつです。断食、あるいはしょく罪に服する期間。今年は3日からスタートです。 「Fare la quaresima(ファーレ ラ クアレジマ)」といえば、「肉食を絶つ」と同意。ごくごく敬虔な信者は、今だに実践していると聞きます。一般的信者ともなると、この期間の金曜日には、肉食を口にしないそうです。 今だに? そうです、今でも。近所のシニョーラたちのなかにも、カルネ抜きの金曜日派が何人もいます。 ――当然よ。クアレジマのときは、なるべく質素にすごさなきゃいけないんだもの。結婚式、その他の祝いごとだってさけることになっているのよ。 とのこと。さすがですね。信心は強い。でも、でも、クフフフ、私、目撃しちゃいました。クアレジマだというのに、アンジェラ(敬虔な信者のひとり)が生ハムを購入してたのです。加工品ならカルネ(肉)にあらず、のお気楽さがなんかおちゃめ! (c) タカコ・半沢・メロジー
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