◆2月のテーマ◆
愛のあるイタリア生活


第19回
1日のみでは燃えない!


このところ、2〜3か月に1回は帰国している私ながら、すっかり「浦島太郎」モード。日本の早いテンポ、情報過多についていけず、シビアな御時世というのがもうひとつキャッチできません。
ヴァレンタインデーにしたって同様。大不況のままの現在でも、当日はゴージャスなホテルでアモーレごっこするカップルが多いのでしょうか? クリスマスなんかは、まだまだのパターンいっぱい、と聞いています。リッチだなー、日本のアモローズィ(恋人たち)は。そう思ってしまいます。
ロマンやファンタジーにはあふれているイタリア人ながら、アモーレのプレイスに関してはけっこうシブイ。「ホテル? 行かないわよ、そんな〜。お金、もったいないもん。彼の家、あるいは私の家でじゅうぶん! 事情が許さなかったら、ですって? 車ね、車。けっこうスリリングで燃えるものよ。」などといったところ。ラテンですねー、サバケています。
日本では、クリスマスやヴァレンタインの「愛の一夜」にむけ、大金を費やすカップルも少なくないそうな。当然でしょう。お安いビジネスホテルより、ゴーカ、ゴーカな高級ホテルをセレクトするでしょうから。マ、「イベント」ですからね。いわゆる「お祭り」。パーッと使い果たして盛りあがるのも悪くない。
が、イタリアのカップルたちは、「一夜の盛りあがり」より、「何日かのバカンスの楽しみ」にお金を惜しまないのが常。近づいてきたパスクア(イースター)休暇の小旅行計画に余念のないシーズンとなります。
――今年? バーンとクルージングしちゃう予定。カリブ海を回るの。そのために、彼とふたりで節約してきたのよ。
などというスピーチも多いのが2月。1年中で最も寒いシーズンながら、ハートはあくまでもあったかいイタリア人たちです。
(c) タカコ・半沢・メロジー 

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