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第17回 雪の日のすごしかた 北伊暮らしが10年以上続いています。それまで住んでいたトスカーナ地方のモンテ・カティーニ・テルメは冬もやや温暖。降雪を体験したのは一度きりでした。 ここベルガモの地は1月、2月ともなると、毎年何回か雪が降ります。「スイスにだってそう遠くない地だからね」と思っていました。でも、世界的な気象異変状況のせいでしょうか。昨今は、南伊でも雪に見舞われることが少なくありません。 雪の日の外出は、最小限にするのがイタリア人。この国では、犬までが、「今日は、散歩、いいや」とパス傾向。ウチのコぐらいです、「うっれしいな〜。雪、だーい好きさ。早く散歩へ行こう」などと催促するのは。人も犬も、まるで「冬ごもり」のように家ですごすのがイタリア。家庭の主婦ならなおさらです。みんな、なにをしているのでしょう。 たとえば、お隣り組みのアンジェラ。日ごろから趣味としている手編みにより精を出すのが常です。彼女のお得意は毛糸編み。テレビをみながら、せっせと手を動かす冬の日々、とか。「でもね」とアンジェラ。 ――もう、子供たちも大きくなって、手編みのセーターなんかあまりよろこばないのよ。小さい頃には文句ひとつ言わずに着たものなのに。最近は「ダサーイ」なんて悪たいつく始末。手作りがいちばんだと思うのにね〜え。 これまた近所のリアは、リフォームに集中の日々。アンジェラの子供と違い、娘のエレナ(17歳)がハンドメイドファッション大好き人間。「はやりの服はイヤなんだって。私の古い服をリフォームしてって言うのよ。オリジナリティが出るかららしいの」。せっせとミシン踏みに余念がないマンマです。 仕事をもっているアントニエッタの場合、「冬の休日はツメの手入れに専念」とか。 ――ソファーにドカッと腰を落ちつかせて、ゆっくりとケアするの。仕上げにきれいなマニキュアをぬる。冬でも華やいだ気分になっていいものよ。 (c) タカコ・半沢・メロジー
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