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第8回 愛の香り、そして効力(?)、キノコの季節 11月が「死の月」とはいえ、重〜く沈んだ1か月、などということはありません。秋も深まり、収穫祭の季節ですもの。イタリア各地でサーグラ(収穫祭)がくり広げられます。 いい例が、タルトゥフォ祭り。トリュフ祭、です。北部のピエモンテ州、そして中部ウンブリア州では、タルトゥフォ・ビアンコ(白トリュフ)の収穫どき。前菜、パスタ、メイン料理、すべてがトリュフづくしのフルコースなどまで登場します。 昨今はインターネットを介しても高価格で売買されているイタリアのタルトゥフォ。ひとつ何万、何十万円ものプライスがつき、「う〜っ、クレージー!」と驚いている私です。だって、それほど美味とは感じないから。するとトリュフ通はこう反論します。 ――香りだよ、香り。独特なかぐわしさが何とも言えない。 一説には、媚薬的な効果もあるとされるトリュフ。さすがアモーレの国ですね。ロマンチックな秋の夜、トリュフを口にして、さらに燃える……などというのが似合いそうです。 「媚薬効果」なら、キノコ類にも含まれていると聞きました。ことに、ポルチーニ茸がいいそうな。本当かしら? つい、こんなジョークをもらした私です。 ――日本ではね、松茸というのがあって、ポルチーニ並、いえ、それ以上に貴重なの。媚薬的な食材かどうかはわからないけど、男性の“ナニ”に似てる、とは言われてる。 ガハハハ、と大笑いのイタリア人たち。「まったくタカコって…」と、しばし盛り上がったものです。 とにもかくにも、キノコ類がヘルシー、かつ魅力いっぱいの旬の素材であることに変わりはないでしょう。そのせいかしら、日本もイタリアも長寿国なのは? キノコ大好き国民に違いない我々。せいぜい、旬の味を満喫することにいたしましょう。 (c) タカコ・半沢・メロジー
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