第2回
1泊2食つき5千円のホテル


「お気楽そのもの」とも言えるバスの運転手さんのガイドいっぱいにドライブを楽しみ、目的地に着きました。ウンブリア州の中世の町、チッタ・ディ・カスッテロです。「お城の町」が直訳のこの地。城壁に囲まれたノスタルジックな古い町です。

まずは、予約を入れておいたホテルへ。中心地から徒歩、約15分。バスなら5分ちょっとで到着とののこと。旅行バッグを抱えているためタクシーを探したものの見あたりません。キオスクのおじさんに尋ねると、こんな答え。「バスを使いなさい。なーに、すぐ来るって。タクシーなんてもったいない。金を捨てるようなものだよ」。1200リラ(約60円)のバスのチケットを渡されたのでした。

“すぐ”でもなくやって来たバスの運転手さんは、とびっきりの美しい笑顔。うーん、いいな、イタリア男性って…。思わずニッコリの私です。

さて、ホテル。3つ星の中級クラスなのに、まるで4つ星なみの高級感あり。広い庭に大きなプールがゴージャスさをかもし出しています。その名は、ホテル・ガーデン。庭ホテル、ですね。これ以上のシンプルさなしのネーミングでございます。

3泊4日の宿泊は、メゾ・ペンションということで予約しました。つまり、ハーフ・ボード(1泊2食つき)です。料金は1泊ひとり8万5千リラ。(約5千円)。ロンドンの高級ホテルの朝食代と同じ…。きっと、それなりの食事内容に違いない、と覚悟してました。

ところが、みごとにも遜色なしのフルコース。パスタ、メイン料理、コントルノ(つけあわせ野菜)、デザート共々、各5品の中から選べます。パスタはすべて手作りだし、メインはもちろんのこと、お野菜だって、新鮮そのものでした。お味ときたら、「たまらない」のおいしさ。食事目的のみで再訪したっていいな。そう痛感するイタリアの旅となりました。
(c) タカコ・半沢・メロジー 

これで1泊2食付き、5千円とは…
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