第59回 不気味なジャパニーズ光景 (2)
イタリア人から「かなり不気味」と評されてしまったケイタイのメール慣習。そりゃ、イタリアの若者だってメール好きはいるものの、いつも気にしている、なんてことはありません。加えてケイタイにかっわい〜いキャラクターを下げているケースも皆無に等しい。よく聞かれるものです。
――日本人って、大人でもキャラクター小物とかケイタイにつけるけど、なぜ? どう考えてもおしゃれとは思えない。
ケイタイのみならず、バック、その他にもつけている訪伊の日本人観光客を目にしての感想のようです。
こういった「なぜ?」は、よく耳にします。何年か前までは、ロングヘア、そしてサンダルでもシームレス着用への疑問がメインでした。
――どうして日本の女性はロングのヘアばかりなのか? みんなストレートにしてて、同じに見える。
――夏でもサンダルにシームレスをはいている。なにか理由があるのか?
などと聞かれてばかりいたものです。昨今はもっぱら、茶髪、そして靴への疑問が集中しています。こんなぐあい。
――いくらなんでも、ブロンド染めはおかしい。似合うと思ってやっているとしたらクレージー。日本人は美しい黒髪を持っているのに、かえって損をするだけじゃないか。
――厚底やミュールの観光客は日本人ぐらい。場所をわきまえたおしゃれじゃないのは、センスの悪さにつながるだけ。
ひいき目ではなく、世界で最もおしゃれなのがイタリア人と信じる私。それは、自分だけのファッションをなによりも大切にしているから。加えて、ハウツーを忘れないおしゃれを心がけていることも大きな理由といえるでしょう。こういったことを実践しないうちは、どんなにスタイリッシュなイタリアンファッションだって、決して「ステキ!」とはならない、と断言せざるをえません。
(c) タカコ・半沢・メロジー
「Confeito」に掲載の 記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。すべての著作権は(有)アルティスタと著者に帰属します。転載を希望される場合は、 当編集部までメールでご連絡ください。