第57回 基本中の基本のおしゃれ欠如

前回に続き、イタリアの観光地、アッシジのお土産店でのエピソードです。バブル時期ほどではないものの、日本人客は「ドル箱」的存在に違いなし。それなりにいろいろ買い物をしていくようです。

店にやってくるのは、大半がグループツアー。客層は、シルバーエイジ、あるいはヤング層が中心。若者の場合、なんといっても女性が主流だそうです。
そこでよく、店員どうしの話題に出るのが、日本の若い女性たちの歩きかた。「内股、ペンギン歩き」との評しきり、とか。「なんでみんな、チョコマカ、チョコマカと歩くの?」となってしまいます。

この店のオーナー(女性)は、ごく勝手な分析をしたらしい。
――日本人はね、いつもKimonoでしょ。洋服着ても同じような歩き方になるのよ。
これって、日本を知らない人の発言ですよね。今どき、着物姿で生活している人などごくごくわずかなのですから。
日本人に多大なる好意をもっているものの、店員たちの間では、こんな「ものマネ」がしきり。前のめりにコチョコチョ歩き、「ごめんなさい、ごめんなさい」「すいませーん」の連発。たしかに…と思えてしまうところが苦笑ものです。

日本人、特に女性の歩きかたへの批判は以前から厳しく発せられているものの、いっこうに改善されないのはなぜでしょう。ファッションやメークばかりにとらわれ、「正しい姿勢での美しい歩きかた」など、まるでないがしろにされているとしか思えません。そろそろ基本中の基本ともいうべきおしゃれスタイルに目を向けるべき時期がきているのではないでしょうか?

必要以上の謝罪セリフ連発もスマート、かつ国際的な印象を与えません。もっと真の自信を持ち、我々日本女性の魅力をアピールしようじゃありませんか!

(c) タカコ・半沢・メロジー 
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