「イタリア田園画展」が開催されていたMuseum

第40回
ユーロスターでパリ日帰り


取材もかね、パリへ行くことにしました。ミラノ―パリのフライトより、ロンドン―パリのほうが頻繁に出ていて割安、とも聞いたことだし。ところが、ロンドンで知り合った日本人よりグッドなアドバイスあり。

「ユーロスターの利用がいいですよ。片道わずか3時間でパリ着。フライトの手続きや空港から市内への移動を考えると、ずっと便利。日帰りする人が多くなりましたよ」。

そうか、そのテもあるのね。以前はドーヴァーで列車を降り、フェリーへの乗り換えが必要だったものの、’94の11月から、パリへの直行運転が開始されたのでした。それにしても日帰りとは…。なんと便利になったことか。旅行代理店には、日帰りチケットを求める客もけっこうな数。2等席ならウィークエンドで70ポンド(約1万2千円)、平日だと90ポンド(約1万6千円)という運賃でした。朝方ロンドンを発ち、夜に戻る、というパターンの人が多く、満席状態の列車もありました。

ユーロスター発着のウォータール駅にて出国審査。発車の20分前に行けばいいので、飛行機利用より時間のロスなし。国際色豊かな乗客たちを目にするだけでもワクワクします。

日本人の姿もチラホラ。ほとんどの乗客が日帰りらしく、ハンドバッグのみ、あるいは手ぶらでの乗車です。かつてフランスから、車、カーフェリーと、何時間もかけて英国着したことが何回かあった私には、新鮮な光景!
時速300kmを誇るユーロスタ―ながら、あいにくこの日はフランスでストライキ中。片道3時間のはずが、4時間かかってのパリ到着でした。ストの影響で、パリ市内のスムーズな移動が不可能。加えての大雨。早々と取材をすませ、開催中の「イタリア田園画展」を見学がてら雨やどり。予定を早めてロンドン戻りをすることにしました。

わずか3時間弱のパリ滞在。スピーディな旅ができる時代になったものだと、感心しつつ、ホテルのバスタブにゆっくりつかった私です。
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