第38回
シエナの料理学院にて
シエナ郊外にあるイタリア料理Accademia(アッカデミア) BUNRYUは、日本人のための学校です。料理の実習のみなならず、イタリア語が学べるうえ、現地のレストラン、家族での調理も体験できます。この学院とも交流があるスローフード協会シエナ部。共同の企画により、「日本の味を楽しむ会」を催したこともあるそうです。前回紹介の夕食会でもその話題が登場。「sushiがとてもおいしかった」「ハシを使うのだけはねー、どうも苦手で…」などと話していました。
料理学院のご好意にて、宿泊、及び講習体験をさせてもらった私。大変興味深いものでした。イタリアの伝統料理を現地で学ぶというのが、なにいよりも魅力。プロをめざす人たちのカリキュラム、そして家庭料理講習の2コースがあります。私が訪れた時は前者でした。いずれ劣らぬシェフさんいでたちの13名。リヴィエラの高級ホテルのチーフシェフ、パウロ・モンテさんを招いての実習に、それは熱心なまなざし、手つきで励んでいました。モンテ氏の教え、支持のもと調理を続けるのです。魚料理のコースでした。
各地で活躍中のシェフや料理専門家によるこの実習。始まる前には講義もあります。翻訳家である森田朋子さんが的確に訳してくれての進行ゆえ、心配なし。皆、熱心にノートをとり、近い将来の重要資料になるというわけです。
モンテ先生は、こんなコツを講義していました。「魚介類をおいしく調理するには、短時間で仕上げること。特に貝類は2〜3分のみ火にかけ、再加熱はさける。香り、持ち味を殺してしまうからです」。
生徒さんのなかには、マスコミ界で仕事をしていたKさん(54歳)の姿もあり。来年、故郷の鹿児島でレストランを開くそうです。
この学院、トスカーナの美しい丘にある元貴族の館。料理のみならず、自然や文化まで学べるというわけです。興味あるかたはこちらにどうぞ!!
http://www.bnuryu.co.jp/
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