第37回
猟の味を楽しんだ一夜
前回の予告どおり、「猟の獲物を楽しもう」の夕食会は、3月7日、シエナ郊外のイエザという地にあるオステリアで催されました。集合時間20:15ながら、約40名の参加者が全員そろったのは21:00近く。1か月に最低2回は集う会のためか、みんなすっかり顔見知りの様子です。「チャーオ!」のあいさつの後、、両頬へのバッチョ(キス)を交わしあい、それはにぎやか。ちょっぴりフォーマルなドレスを身につけたカップル、カジュアルなスタイルの人たちなど、多種多様のファッション。責任者のマルコに紹介され、なんとなくぎこちない私ではありました。
後に判明したのは、会員の職業。裁判官や弁護士、公証人、会社経営者、公務員、工員、そして学生と、バリエーション豊かです。みんな「おいしいもの」を「楽しく」食べることに情熱を持っている点はまったく同じ。アンティパスト(前菜)が運ばれ、土地のワインがグラスに注がれるころには、私もじょじょにうちとけることができました。
この日のメニューを紹介しましょう。
前 菜:小野鳥とポテトのサラダ。
いのししのパテ添えクロスチーニ。
第1の皿:鹿ソースのpici(ピーチ)
(シエナ地方特産のパスタで
「うどん」風)。
野鴨のパッパルデッレ
(きしめん状の幅広パスタ)。
第2の皿:キジの煮込みとポルチーニ
茸、小玉ねぎ添え。
いのししと栗の煮込み、
オーブン焼きポテト添え。
デザート:りんごのタルト。
飲みものは、スプマンテ、白、赤、ロゼワイン、各種の食後酒、そしてコーヒー。
フーッ。このリッチな夕食が終わったのは、深夜1時近く。土地でとれた野菜、ワイン、「猟」の味を大満喫して、お腹いっぱい、盛りあがりも最高。「こうやって楽しむのが会の最大の目的ってわけさ」。マルコのリーダーシップあっての大成功といえるでしょう。
(c) タカコ・半沢・メロジー
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