第24回
下着もまた充実
22回目に登場の町内の小間物店オーナーは、肝臓を病み自宅療養の身。現在は他の経営者になりました。店内のムードも一転。どうもセンスに欠けてきたような気がします。ストックの貝ボタンもすべて格安で売ってもらったことだし…ともう一軒の店へ行くようになった昨今です。
オーナーは、日本人よりさらに小柄な中年女性。150pにもみたない身長、そしてスマートな体型です。「サイズ、困りません? なかなかないでしょ、ピッタリなのが」と聞いてみました。すると「そうなのよ。下着とかシームレスだとTサイズがいいのに、まず手に入らない。どんなに小さくてもUサイズからという商品が多いからね、この国は」との答えでした。
Tサイズとは、SS、UはSながら、あくまでもイタリア表示。日本でのSサイズはT、MだとUというところでしょう。なんせ、XXXXLなどというバカデカのサイズまでごくさりげなく置かれ、需要もいっぱいの国。日本とはだいぶ基準が異なります。
さて、この店、下着が充実。種類が豊富なうえ、季節のバーゲン以外でも、スモールサイズは割引になっていたりしています。定価のままでも、プライスダウンが可能。「いいわね〜。これ。ステキ! 欲しいわ〜。でも、予算オーバー…」と告げる私に、「いいわ、割引いてあげる。どうせUサイズなんて買う人が少ないんだから」となるのです。
ある日、友人へのプレゼントを求めに行きました。セクシーなデザイン、つけ心地のいいカットぐあいが最高と大好評のパンティを贈りたくて。その友人は、店のオーナー同様Tサイズがピッタリです。もちろん、ありません。でも、繊細なレースがとても美しい1枚が大変気に入りました。Uサイズとは残念! ところが、オーナーいわく「熱湯で洗えばいいのよ。コットンだから縮むって」。ハーッ、イタリアンしているご発言。と楽しくなりました。
(c) タカコ・半沢・メロジー
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