第19回
おしゃれなカモミール・ライフ
ハーブティならカモミールティ、というくらい生活に定着しきっているイタリア。この国で暮らすまでは、ここまで常用されているとは知りませんでした。加えて飲むのみだけではないのがカモミールティの魅力と実体験もしています。
10年くらい前のことです。近くの大麦の穂で、花粉症的トラブルを受けました。まるで「お岩さん」のように顔が腫れ上がってしまったのです。ショック! すぐ、お隣組の元看護婦、リアの家にかけこみ、アドバイスを求めました。すると、「カモミールティをさまして湿布しなさい。肌にも鎮静作用があるから効くはずよ」と指示されたものです。
リアによると、目の腫れ、肌荒れ、虫さされにも効果的、とか。「ヘタな塗り薬よりもいい時が多いのよ。自然の薬草だから副作用なし。すぐには効かなくても、じょじょに回復するケースがほとんどよ」
ごくふつうにカモミールティを作り、さませるだけでOK。化粧水として利用してもいいそうです。ただし、デリケートな肌質なら、薄めのティにすることがポイント。いずれにしろ、冷蔵庫に入れ、3〜4日で使い終えるようにしましょう。保存剤なしのナチュラル液ゆえ、当然の配慮というわけです。
バスタイムに使用するのも快適。体がポカポカ温まるのみならず、爽やかな香りが心の芯までやわらげてくれます。
「おしゃれだなー」と感心したのは、インテリア化したカモミールを目にした時。自分たちで摘んだ花々をドライ化、ガラスの瓶などに入れてキッチンや居間に置かれていました。「わー、ステキ! どこで摘んだの?」と質問。「近くの野原よ。昔からの年中行事みたいなものね」との答えが返ってきました。
今どき、こんな余裕ある生活ってなんかリッチ。うらやましくなりました。こういうナチュラルライフこそ、実はホンモノのおしゃれスピリットではないか、そう感じる私です。
(c) タカコ・半沢・メロジー
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