●第13回●
おしゃれは歯の矯正から
イタリア男性の「女性好き」はつとに有名。特に、日本女性に大きな魅力を感じる男性が少なくないようです。「なぜ?」の質問には以下のような返答あり。
● いつも笑顔で感じがいい。
● どことなく神秘的。
● やさしくておとなしそう。
「笑顔がチャーミング」とあげた男性がかなりいました。「でも…」と続ける人もいて、内心、ギクリ。「またか」と懸念のごとく、こんな発言もありました。
「歯並びの悪い女性が多くて残念! どうして矯正しないんだろう」。今まで、何回となく耳にしたセリフです。なかには、こんなことまで言い出すイタリア人だって出現。「日本の女の子たちが笑うとき手をくちに近づけるだろ。あれって、歯並びの悪さを隠すため?」。考えてみると、痛烈な皮肉ともとれます。
イタリアでは、アメリカなみ、いえそれ以上に歯の矯正がポピュラーであり、必需とされています。ことに、女の子だと、小学生のうちから歯にブリッジをかけていたりして。「そんな必要もないでしょうに…」と思っても、親は断固、主張します。「歯はね、いちばん大切なのよ。歯並びが悪いと、ものをおいしく食べられない。それって、いい成長ができない、美しくだってなれっこない、ということなのよ」。
「でも、高いでしょうが、保険もきかないから」と言う私に、こう答えます。「そりゃ、そうよ。何百万もかかるわ。でも、きれいな歯並びにするには惜しいなんて思わないわね。ほとんどみんな、ローンで支払っているのよ」。
ハーッ、そうなのか。歯の矯正って、それほど重要なことなんだ。健康と美、おしゃれにも欠かせないエッセンシャルなケア、ということなのでしょう。学費や習いごと、ブランドものに大金をかけるより、ずっと価値ある「出費」にちがいありません。
(c) タカコ・半沢・メロジー
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