●第6回●
魅力いっぱいのアンジェラの生き方
アイロン掛けは家庭でするもの――。暗黙のルールじみたものがあるイタリアです。
クリーニング店は割高だし、仕上がりがいいとは限らない。加えて、セミプロ用の高性能スチームアイロンが一般化されているため、日常のアイロン掛けは主婦たちの仕事となっています。
でも、背広やオーバーコートの類になると別。やはりプロに頼むのがいちばんで、月に1〜2回は近所の専門店に出向きます。
いつもせっせと働いている店員のアンジェラ。ややふっくら体型、決して絶やすことのない笑顔がチャーミング! たぶん20歳前半、いや、まだ10代かもしれない、などと思っていました。ところが、30歳をすぎていると知りビックリ!
「エーッ、どうしてそんなに若く見えるわけ?」。あまりの驚きに、つい尋ねてしまいました。さらに満面の笑みを浮かべた彼女。「フフッ。秘密はね、食べて、太って、これかな」要するに無理をせず、ナチュラルに暮らす、ということでしょう。
確かに彼女、お世辞にも「スタイル良し」とは言えません。標準体重もこえているでしょう。
でも、どう見ても「おしゃれ」、そして「若い」。ファッションってスタイルさえよければいいんじゃないんだ、と実感します。
自分の美点も欠点も、ヘタに隠さず堂々と出してしまうのもアンジェラのおしゃれテクニック。
けっこう美しい脚線美にミニスカート、ボリュームたっぷりの二の腕を披露するかのごとくにノースリーブのトップ、といったぐあいです。
カラーときたら、いつだって彼女の笑顔にも負けないような明るいものばかり。「細く見えるために黒」という気にはならないそうです。
「だって、カラフルなほうが楽しいもの」。そう言ってまたニッコリの彼女。ハッピーな人生に違いありません。
(c) タカコ・半沢・メロジー
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