前回、「子供のころからつちかわれたおしゃれの感性」と記しましたが、具体的にはどのようなものか、少し詳しくふれてみましょう。
ここイタリアでは、「お子さま向けファッション」がさほど存在しません。つまり、キャラクター付き商品、可愛さだけが顕著の品々はごくまれ。成人用とさほど変化のない子供服、ファッション小物が主流です。
これは、「子供とはいえ美的センスにあふれたおしゃれが重用」という考えがベースにあるから。ファッションに関しては、「カリーナ(可愛い)」より、「エレガンテ(おしゃれ)」が最大のほめ言葉となるのです。
色彩にしても同様。イタリア特有の鮮やかカラーを上手にとり入れるのみでなく、この国の人たちが得意とする渋め色合いの子供服もよく見かけます。
近所に住む男の子、ロベルト(12歳)がいい例。まっ白なシャツにカーキ色のチノパンツ、茶のローファーなどでキメたりして。カキア(11歳)は、紺やグレーのシンプルなスカートやワンピースがお気に入り。それがよく似合っているうえ、なんともチャーミングなのです。
子供たちまでセンスある色彩、及びデザイン感覚にあふれてる、そう感心せざるをえません。
これは、生まれた時から多くの芸術、秀いでたアート作品に接する環境のなせる業、とも言えます。だったら我々日本人だってマネできるはず。
美術館、各種イベント、本、ビデオ、その他アーティスティックなものにどんどん触れていく。感性アップにつながり、おしゃれセンスが磨かれることまちがいなしです。
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