お世辞上手なイタリア人です。私が日本人なので気を使ってかこんな発言をよくします。「ミラノやフィレンツェなどで観光客を見かけるけど、みんな“いい服”を着てるね。若い人たちも高そうなファッションばかり。すごいねー、りっちなんだね〜え」
ン!? それって私へのあてつけ? などとひがむのはよしましょう。「いい服」「高そうなファッション」……。これは、ほめ言葉である反面、やんわり批判ともとれなくもないセリフ。なぜって「日本人はおしゃれ」と言われたわけではありませんから。
この国では、ハイプライス=おしゃれ、センスがいい、とは決してなりません。何十万円のブランド品を身につけようと、絶賛の声があがらないもの事実。むしろ、「若いのに不相応」とか「成金趣味」「創意工夫のない証拠(つまり知性なし)」などと軽蔑されがちです。
では、どのようなケースがもっともおしゃれとされているのでしょう。たとえば――
@ ロープライスを感じさせないセンスある服を選び、しかもそれが似合っている。
A 女性、男性の良さをより強調したファッションが輝いている。
B オリジナリティあふれたもの、ハンドメイド品を見につけている。
C 自信を持って堂々と着こなす。
これらは、年齢や生活レベルに差がない「おしゃれセンス」のエッセンス。子供の頃からつちかわれた感性とも言えます。
(c) タカコ・半沢・メロジー
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