GWお勧めビデオ
第1弾!


『顔』
松竹ホームビデオ
販売価格:16.000円+税

いよいよ、今週末から待っていたGWに突入ですね!
皆さん、様々な予定に心躍らせておいででしょう。
旅行に出かけるも良し、ずーっと家にいてのんびりするもそれもまた良し!
忙しくて相変わらず休めないあなたも、ビデオを見る時間くらいはを作ってはいかが?

そんな訳で、今週と来週は、GWに出掛けない、出掛けられない方々に手軽に楽しめるおすすめレンタルビデオのご紹介です。

と言いつつ、流行に抵抗を感じるConfeito。その影がだんだん薄くなっているように思えてならない日本映画に注目しました。(どうも、視点が素直じゃないかな?)
昨年、国内の映画の賞関係を総なめにしたといっても、いいほど各コンクールで主だったものを受賞した阪本順治監督の『顔』。
かなり楽しめる1本です。

主演は芸達者として名高い藤山直美。実母の葬儀の日に、妹を殺してしまい逃亡犯・吉村正子を演じています。自分の世界に引きこもった生活をしていた彼女が、偽名を使い、逃亡を繰り返す。そんな毎日のなかで他人の心の深い部分に触れ、感情を持ち、人生の楽しさに気づいていきます。

逃亡先のそれぞれでの偽名のごとく、流れ着いた場所によってまったく違う“顔”を見せる吉村正子。ホントそこらへんにいそうな、普通のオバチャンの生活を髣髴させる画面には、さりげない日常のおかしさや笑いが詰め込まれている。
演技の上手さでは定評のある藤山直美さんだが、表情どころか、顔そのものが違うものに見えてくるからすごい。この映画の本筋とはちょっと離れるが、「やっぱり、美人って言うのは顔の造作だけの話じゃないよね!?」と、実感した。
脇を固めている役者さんたちもかなりの顔ぶれ。特に、行く当てのない正子を自分の店で雇う、大楠道代さん演じるちょっと訳有り風のスナックのママが魅力的。

この仕事してもなかなか正当な結果(お金)につながらない不遇の時代、真面目に仕事することとか、生きることに疑問を感じることはありませんか? そんなことを感じたことがある人にはぜひとも見て欲しい作品です。
“生きる”って言葉が持つ意味の広さを感じることができる作品です。