『イタリアですっごく暮らしたい!』
タカコ・半沢・メロジー 著
光文社 知恵の森文庫
514円+税

先々週ご紹介したばかりですが、またまたタカコ・半沢・メロジーさんの著書が文庫になります。
この「イタリアですっごく暮らしたい!」は1998年発表された作品ですが、3年経った今、光文社の知恵の森文庫で文庫化されました。
今回の文庫化にあたり、各章に最近のトラブル(?)が加筆され、その上、アモーレ(愛)をテーマに丸ごと1章、書き下ろしがされ、3年前よりさらに充実の内容!
続々とその著書が文庫化され、そして書き下ろし新刊の予定もあるタカコさん。日本では今年は“イタリア年”ということもあり、今年の彼女の活躍はかなり期待できそう!!

この「イタリアですっごく暮らしたい!」発売に合わせ、VERYの4月号(3/7発売)JJ5月号(3/23発売)にタカコさんのインタビュー記事も掲載される予定です。タカコさんの写真も掲載されるらしいので、タカコファンは見逃せません。

さて、この「イタリアですっごく暮らしたい!」。これを読むとイタリアの違った一面が見えてきそう。実際、タカコさん自身、最初はイタリアが大っ嫌いだったそうです。観光メインのいいかげんな国。男は単なる女好きばかり、女は色気で勝負して…、なんて思っていたとか。
でも、実際に暮らし始めても一筋縄ではいかないイタリアの生活。他の国では考えられないようなトラブルや事件に遭遇するそうです。それでも彼女はイタリア、イタリアでの生活が好きだと言い切ります。それは、「昔、昔の懐かしさと、日々生じる愉快なできごとがあるから」だとか。
その言葉だけで、なんかワクワクしてくるものを感じませんか? どんな国なのか、自分の目で、耳で、肌で感じてみたいって。

あとがきには、
――拙書を、「イタリアに対する批判、悪口」ととられるか否かは、皆さまがたの自由である。だが、現在の日本には存在しにくい「明るさ」や「元気の素」がイタリアにはあると読み取ってくださる方が、必ずいらっしゃるに違いないと信じている。
との一文。
この日本に存在しにくくなってきたもの、それを多くの人達が感じ始めているのではないだろうか。だからこそ、イタリアブームといわれて久しく、それどころかすっかり定着したイタリア人気。その人気の原点には「人のあったかい心」があり、その「人のあったかい心」をイタリアという素材を通して私たちに思い出させてくれているのがタカコ・H・メロジーなのではないかと思います。