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自然界の色と素材でデザインする
「RED WOP」土田昌子さん
シンプルに、長く着て欲しい。 肩肘をはらない、ちょっと味のあるデザイン。
散歩しながら感じたことをデザインにとり入れ、 仕上げられた洋服は着る人を いつのまにか自然体にしてしまう力があるようです。
あなたもこの心地よさを味わってみませんか。 |
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新進デザイナーの土田晶子さんが立ち上げたオリジナルブランド「RED WOP」。服飾系の専門学校を卒業後、アパレル会社に就職した土田さんは、在職中に自分のブランドを立ち上げ、個人としても活動を続けてきました。きっかけは、やはり、自分の作りたいものと、仕事として作らなければいけないものとのギャップ。
「会社ですと、どうしても制限がついてきてしまいます。一点モノに近い洋服を作る会社ということで就職を決めたのですが、会社としての仕事は、デザインの基本ラインが決まっていて、それにアレンジを加えるというものでした。自分の作りたい洋服をデザインできるという環境ではなかったのです。そこで、自分の作りたい洋服をデザインするために、入社して半年たった頃にオリジナルブランドを立ち上げました」
やっぱり自分の洋服を作りたい
もちろん、会社との両立は生半可なことではありません。会社では残業をこなし、自宅に帰ってきてからが自分のブランドの洋服を作る時間。平日はもちろん、休みの日も、遊びに行く時間などはほとんどとれません。展示会などに参加すれば、売り子としてショップに立つ必要もありました。そんな時は会社を休まなければならなくなってしまいます。会社をとるか、自分のブランドをとるか。悩んだ末、土田さんは退社を決意。独立して自分の洋服作りに専念することにしたのです。
「そうは言っても、ショップに売り子として立つのは大変…。デザイナーとしては、お客さんに質問されたら答えなくちゃいけないのですが、口で説明するのって苦手で。だから、モノを作ってそれで表現したいと思っていたくらいですから。だから始めの頃は大変でした。ところがデザイナーのイメージ先行で作っていると、着る人の欲しいものとかけ離れてしまうことも多くって。だからショップに立ってお客さんと接するのは大切なことだ、ってわかりました」
アイデアの素材は散歩で見つける
そんな土田さんの発想の源は「散歩」。暇があると、自宅の近所を散策に出かけます。特にどこに行こうと目標を決めずに、ぶらぶらと歩くのだとか。歩いている人、人の家の庭に咲いている花。アイデアの素材はそこかしこに転がっています。色の組み合わせなどは、自然の草木などをからヒントを得ることもしばしば。「だから綿やウールなどの天然素材を扱うことが多いのかもしれないですね。でも、散歩のときは特にデザインのことを意識しているわけはないのですけれど」と語る土田さんですが、デザイナーとしてのアンテナは無意識のうちに張り巡らされているのでしょう。
アジアンテイストが好きという土田さんの洋服は、浴衣の三尺帯をバストラインにあしらったカットソーなど、斬新でありながら、日本人の私たちにとってナチュラルな印象を与えるものばかり。動きを制限しない、サイズにゆとりのあるデザインは、着やすさも充分に考えられています。着るだけで自然体になれるような、肩肘をはらないデザインは、シンプルに、長くきて欲しいという願いが込められています。将来は染色もやってみたいと希望を語ってくれました。
「自分のデザインした洋服を着ている人を見かけたときが一番嬉しかった」と言う土田さん。あなたも「RED WOP」の洋服を着て、街を歩いてみませんか。もしかしたら、散歩中の土田さんとすれ違うかもしれませんよ。
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